2016年5月15日日曜日

【番外編】マツダ プレマシー 20S SKYACTIV

今回は愛車の「マツダ プレマシー 20S SKYACTIV」が納車されて1年経ったので、家電ではないですが番外編として自動車のレビューです。

経緯


以前に乗っていたのはMT仕様のスズキ スイフトスポーツ(2007年式)。
思い通りに運転できる楽しい車でしたが、家族が増えたタイミングでファミリーカーへの乗り換えを余儀なくされました。

要件は

  • 予算200万円
  • 大きすぎないミニバン
  • 時々7人乗り
  • 運転も楽しい車
  • スライドドアだとなお良い

贅沢な条件にもかかわらず全てを満たしているのがマツダ プレマシーでした。

試乗に行ってドライブフィールに感動し、買わない理由がなくなったため購入に至ります。

エクステリア


完全に好き嫌いが分かれるにっこり笑顔のNAGAREデザイン
個人的には大好きで、妻も気に入ってくれました。


ロールーフ&ワイドなデザインなので見る角度によってはコンパクトハッチバックに見えなくもないです。

シルバー系が好き&汚れやキズが目立ちにくいということで色はアルミニウムメタリック

インテリア


運転席周りはタコメーターとスピードメーターを中心としたスポーティーな雰囲気がありますが、ファミリーカーとしては可もなく不可もなく普通な感じ。



シフトノブ周りが無駄に広く見えますが、これは欧州版にMT設定があるからだとか。
日本仕様にはMT設定がありませんが、車のセッティングは欧州を意識しており世界共通だそうです。


ちなみにナビはスマホで十分と考えているので取り付けていません。
代わりにカーオーディオと小物入れ(カロッツェリアのMVH-5100とAD-378)を設置して、iPhoneと連携させています。

ドリンクホルダの場所が悪く使いにくい点を除いては収納関係も普通。




シガーソケットは下の方にあるので後部座席にiPhoneの充電ケーブルを伸ばしても邪魔になりません。

シート


運転先と助手席は座面広め。見た目に反してふんわりとしたクッションです。沈み込んでサポートするタイプなので、リラックスしたドライブを前提にしたシートのようです。


2列目は最も居心地がよく、普段は2席のキャプテンシート、緊急時に3席目が出てくる「カラクリ」構造。





3列目は広くはないですがシートはしっかりしており、2列目を少し前にスライドすれば大人も座ることが可能です。


乗り心地


路面の凹凸も一発でいなしてくれる優秀な足回りのおかげで快適な乗り心地です。


ハンドルを切った際は足回りが硬めのスポーティーカーとは異なり、ロール姿勢を保ったまま旋回します。挙動は穏やかで柔らかすぎることもないため不快な感じはありません。フワフワする感覚はなくむしろミニバンとしては硬めと言ってもよさそうです。

欠点といえば、高速巡航時のロードノイズが大きいことくらいでしょうか。

使い勝手


両側スライドドアは非常に便利で、駐車場で子供をチャイルドシートに乗せたり降ろしたりすることがあるなら必須です。
片側電動スライドですが、手動でも特に不便は感じません。

ラゲージルームは通常3列目を畳んだ状態で使うため十分広く、大抵のものは積み込めます。小物がしまえる床下収納も便利



ただし、3列目を出すと極端に収納スペースが減るため、大人数での旅行は荷物の量に気を使います。

一応、1列目から3列目までウォークスルー可能な構造ですが、大人が通り抜けるにはかなり狭く、この点に関してはあまり実用的ではないです。

ドライブフィール


仕様的にはフルSKYACTIVではないですが、剛性の高いボディーのおかげもあってドライブフィールはマツダが目指しているダイレクトな反応そのもの。

よく言われるように操作に対する反応がダイレクトでリニアなため、走る、曲がる、止まるに不自然な挙動が少なく、特にタウンユースや高速道路でのドライブにおいて車との一体感を楽しめます

急ハンドルなどの操作に対してもダイレクトに不快な挙動が出るので、うまく走るにはロールをコントロールする必要があり、その結果じんわりとした操作が身につきます

サイドブレーキやシフトノブも昔ながらの配置になっており、MT車からの乗り換えでも違和感はありません。

AT車ですが、マニュアルモードも備えており、特にシフトダウンによるエンジンブレーキを効かせた減速ができるのはドライブしていて楽しいポイント。高速道路での合流や追い越し時にもキックダウンするよりダイレクトに操作できて楽しいです。
逆にシフトアップはレスポンスが悪く感じます

エンジン


1.5トンの車重に対して2リッター、151馬力のSKYACTIV-Gエンジンを搭載。6速ATのSKYACTIV-DRIVEとの組み合わせで日常使いにおいては必要十分なパワーを発揮しています。

低回転からしっかりトルクが出ているので坂道発進も苦にならず、加速が必要な時も踏めばしっかり回ってくれます。

またCVTではないので、速度が上がると回転数も上がり、エンジンサウンドの点でもドライブの楽しさを盛り上げてくれます

また、高速巡航時は100km/hでおよそ2200rpm。6速ATは燃費にも貢献してくれます。

燃費


冷房オン、高速道路を100km/hで流れに乗って走っていると15km/l前後。ほぼカタログスペック通りです。

一方、特にエコ運転は意識せず(i-DM青ゲージ)街中のチョイ乗りだと8〜9km/l程度

エアコンを切ると1km/l程度は改善しそうです。

ドライブフィールの良さとレギュラーガソリンという点を考慮すれば十分合格点。

その他


あまり神経質にはならないようにしていますが、ちょっと気になるのは飛び石などによるキズ。
塗装が柔らかいのか、意外と簡単にキズがついてしまうようです。

車庫入れなどの取り回しは悪くないですが、後方視界は良くないため、心配な場合はバックモニタがあった方が安心かもしれません。

結論


ファミリーカーへの乗り換えが必要になったけどドライブする楽しみも諦めたくないという方は買って後悔のない車だと思います。

価格も控えめなのが嬉しいところ。

後継モデルが出ないという残念な噂も聞こえてきていますが、貴重なポジションの車なのでなんとか継続してほしいものです。


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