α7IIはフルサイズなので、当然最大画角は70mmとなります。
しかし、α7IIには35mm換算で6倍まで拡大する機能を有しています。
それは「APS-Cサイズ撮影」、「全画素超解像ズーム」、「デジタルズーム」です。
APS-Cサイズ撮影
α7IIのEマウントにはAPS-C用のレンズとフルサイズ用のレンズの両方に対応しています。
α7IIにAPS-Cレンズを付けると「APS-Cサイズ撮影」によりセンサーの中央部だけを使っ約1000万画素で撮影されます。
通常「APS-Cサイズ撮影」の設定は「オート」で良いのですが、「入」にすることでフルサイズレンズでも強制的にAPS-Cサイズ撮影することができます。
これにより35mm換算で画角が1.5倍されます。
全画素超解像ズーム
最近のソニーのカメラには解像感を保ったままデジタルズームする「全画素超解像ズーム」機能が搭載されています。
「ズーム設定」で「入:全画素超解像ズーム」を選択したうえで、カスタムボタンに「ズーム」を割り当てると、α7IIでも全画素超解像ズームが使用可能です。
これにより35mm換算で画角が1.4倍または2倍されます。
デジタルズーム
「ズーム設定」で「入:デジタルズーム」を選択すると35mm換算で画角が2.8倍または4倍されます。
この場合は1.4倍と2倍は全画素超解像ズーム、2.8倍と4倍はデジタルズームとなります。
最大6倍撮影の画質は?
というわけで、α7IIではAPS-Cサイズ撮影+全画素超解像ズーム+デジタルズームにより35mm換算で最大6倍ズーム撮影が可能。
70mmの6倍の場合、35mm換算420mmでの撮影ができます。
どこまで実用に耐えうるのか、実際に撮影してみたのでご覧ください。
いずれも70mmで、カメラを固定して撮影しています。
70mm, F4, 1/10, ISO100
70mm, APS-Cサイズ撮影, F4, 1/10, ISO100
70mm, APS-Cサイズ撮影, 全画素超解像ズーム(2倍), F4, 1/10, ISO100
APS-Cサイズ撮影では単にフルサイズ撮影の中央部を切り抜いただけなので、等倍で見ると差はありません。
一方、全画素超解像ズームはデジタル処理になるため、等倍で見ると少し画質の劣化が見られますが、解像感は残されています。
一方、全画素超解像ズームはデジタル処理になるため、等倍で見ると少し画質の劣化が見られますが、解像感は残されています。
デジタルズームは等倍で見なくても解像感の低下が顕著です。
結論
モニタ鑑賞用途であればAPS-Cサイズ撮影+全画素超解像ズームでの3倍は実用的です。
APS-Cサイズ撮影+デジタルズームでの6倍撮影はモニタ鑑賞でも劣化が目立つため、ブログのサムネイル用など、割り切った使い方が必要です。
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