2016年12月28日水曜日

最新仕様!MacBook Pro 15-inch Late 2016ファーストインプレッション

先日まで使っていたのはMacBook Air (Mid 2011)。
丸5年経過して最新のMacBook Pro (15-inch, Late 2016)に乗り換え、急に最新仕様に追いつきました。

ファーストインプレッションを兼ねて今時のMacの最新仕様をまとめてみます。

電源ボタンがない!


正確には、「蓋を開けたら勝手に起動する」ですが、購入して最初にびっくりするポイントの一つです。



起動状態を表すLEDなども一切なく「常に動作している」のがこれからのMacの新常識なのでしょう。

起動音がない!


初代Mac以来の伝統である起動音
少しずつ音を変えながらもずっと使用されてきたものですが、これがついに廃止!
電源ボタンがないこととも関連していそうですが、「電源を入れる」という行為自体がもはや不要で、これはiPhoneやiPadとの共通化の一環なのかもしれません。

USB-Cしかない!


周辺機器も電源もUSB Type-Cコネクタを使用します。



規格を理解しようとすると複雑ですが、「とにかく繋げば動く」というレベルまで普及が進めば確実に便利になるはずです。

給電すると音が鳴る!


MagSafeコネクタが廃止され、充電を知らせるLEDランプすらなくなったため、給電開始の判断が気になっていましたが、心配不要でした。
ケーブルを接続するとiPhoneでおなじみの給電開始サウンドが鳴ります。



ディスプレイが暗転していても、充電状況が一瞬表示されるため、充電開始されたかどうかわからないということはなさそうです。

トラックパッドが巨大!


MacBook Proのデザイン上、最も特徴的なのが巨大なトラックパッドでしょう。
とにかくデカイ!



ここまで大きいとタイプ中の誤作動が気になってしまいますが、これに関しては心配不要!
iPadで培われたパームリジェクションの知見が存分に活かされているようで、誤作動は全くないと言っても過言ではありません。

トラックパッドは押せないのに感触が!


MacBook Proのトラックパッドは感圧式
物理的に押せません。
なのに、押すと確かな感触が!
これはもう、ほとんどマジック。

アプリによっては各種操作に触覚フィードバックがあるなど、まだまだ進化の余地がありそうです。
この点はiPhone 7が先行してますね。

キーボードが軽い!


第2世代バタフライキーボードは確かなストロークを感じながらも撫でるようなキー入力が可能。



ストロークが深めのキーボードを使用している方がいつもの感触でキーを叩くとかなり賑やかな音が鳴り響きますが、過去のMacBookやPowerBookシリーズに慣れている方であれば、静かで高速な入力が可能になるはずです。

Retina Displayが綺麗!


これはもう今更いうまでもないですが、明るくコントラストの高いディスプレイなので、写真を見るのがさらに楽しくなります。

高精細なため、iPhoneで撮影したノイズリダクションが強めに効いた写真もかなり綺麗に見えます。

Touch Barで簡単操作!


注目のTouch Bar必要なタイミングでEscキーが表示されており、Fnキーを多用しないスタイルであれば全く違和感なく使い始められます。
また、ショートカットキーを覚えるまでもないような機能がTouch Barからアクセスできるのは単純に便利です。

今の所一番便利に使っているのは動画のサーチ
小さなつまみをドラッグしなくても、Touch Barをなぞるだけで目的の箇所を再生できるのはiPhone以上に快適です。



また、コントロールストリップの音量調整が非常に便利で多用しています。
なにより「コントロールストリップ」という名前にものすごい懐かしさを感じますね。

スピーカーが大音量!


ものすごく大きな音が出るようになっています。



良い音を求めるなら外部スピーカーを使うべきですが、数人で集まってパッと動画を見るような時に、音量不足で悩むことは無さそうです。

Touch IDでログイン!


Touch Barの右端に設置されたTouch ID
iPhoneではおなじみですが、指先一つでスリープ解除できるのは想像以上に快適です。



App Storeでのアプリ購入時などにも使えるため、パスワードを入力する機会がぐっと減りました

Apple Payなど対応サービスが増えればますます便利になりそうです。

BluetoothでiPhoneと連携!


AirDropでファイル共有、Hand offで作業継続、ユニバーサルクリップボードで機器間コピペなど、iPhoneとMacの連携の至る所でBluetoothが活用されています。

iPhoneも常時Bluetoothオンで運用することになりそうです。

まとめ


5年ぶりの買い替えで、Retinaディスプレイや感圧トラックパッドをはじめとした「五感で感じられる進化」と、できることはそのままにやり方の選択肢を増やすことで「さらに便利になる進化」の両面を感じることができました。

また、ベースにあるiOSデバイスとMacの体験の共通化は、今後ますます推し進められそうですね。


2016年12月26日月曜日

MacBook Proに給電も可能!3Q-LEVO Type-C USB変換ハブ レビュー&ベンチマーク

MacBook Pro (15-inch, Late 2016)が到着したので、3Q-LEVO Type-C USB変換ハブ を早速動作確認。



Type-C給電の対応やSDカードの転送速度など、メーカーの仕様表記だけでは不明な点も多いので、簡単なベンチマークも行なってみました。

確認ポイント

  • USB Type-A変換/ハブ機能
  • USB Power Delivery 給電
  • 給電中のパフォーマンス
  • SDカードリーダー
  • HDMI出力

USB Type-A変換/ハブ機能


Type-Cコネクタ普及機の現在、メインになるのはType-CからType-Aコネクタへの変換とハブ機能
いくつかの機器を接続してみましたが、ドライバは不要で全く問題なく動作しています。

USB Power Delivery給電


MacBook Pro Late 2016には87WのUSB-C電源アダプタが付属しています。



本体に直接接続すると当然フルパワーで給電が可能。



86Wで給電されていることがわかります。

一方、3Q-LEVO Type-C USB変換ハブ を間に挟んで給電すると・・・





49Wで給電されるようになりました。

供給される電力が少なくなっているので、充電時間が伸びることが考えられますが、それ以外の副作用はなさそうです。

給電中のパフォーマンス


49W給電に充電時間以外の副作用が本当にないのか、ベンチマークアプリで確認してみました。
利用したのはCompuBench CL特に電力負荷の高そうなディスクリートGPU使用のベンチマークを行いました。



86W給電時



49W給電時



いずれの値も誤差程度。
供給電力による差は見られないと言って良さそうです。
(他のテストも試して見ましたが、いずれも同様の傾向でした。)

SDカードリーダー


Lightroomに写真の取り込みを行なってみましたが、こちらもドライバ不要で問題なく動作しています。

転送速度もBlackmagic Disk Speed Testで測定してみました。



使用したSDカードは TrancsendのUHS-I class 10 32GB。
90MB/sを謳うモデルです。



結果がこちら。



READを見る限りほぼ性能が出し切れていると言っていい程度の値です。

HDMI出力


ドライバ不要、HDMIケーブルを接続するだけで映像の出力ができました。
ミラーリング、マルチディスプレイ共に問題ありません。

結論


必要な機能がドライバレスで利用でき、性能も十分。
ケーブル一本で周辺機器の接続から給電まで全て完了するのが魅力です。

コンパクトで価格も安く本体に合った色も選びやすいため、Ethernetコネクタが必須でなければ、オススメのType-Cハブです。


2016年12月24日土曜日

MacBook Pro (15-inch, Late 2016) 到着!

11/6に注文してから待つこと7週間、ついにMacBook Pro (15-inch, Late 2016)が到着!
SSDを512GBに強化し、USキーボードを選択しています。



ファーストインプレッションは「小さい!」の一言。
もちろん15インチと大きいのですが、手に持った感じなどはMacBook Airと大差なく、従来の15インチモデルより明らかにコンパクトになっています。

蓋を開けたら自動的に電源が始まりセットアップ開始。
注目のTouch IDはセットアップ中に指紋登録。



周辺機器も問題なく動作し、データだけサクッとTimeMachineから移行して、必要なアプリをインストールしたら準備完了です。

早速この記事を書いていますが、バタフライキーボードは非常に快適で、大きな違和感もなく、軽いタッチで入力できています。

巨大なトラックパッドは誤作動なし、無意識に押してしまうESCキーも必要なタイミングではTouch Barに表示されているため、困ることはありません。

デザインはやはりUSキーボードがベストマッチ
スペースグレイ見る角度によって黒さが変わりかっこいい



しばらく使い込んで順次レビューしていきます。


2016年12月18日日曜日

ストリーム数は同じで3倍速!Wi-Fiルーター上位モデル Aterm WG1800HP

これまで使っていたルーターはNECプラットフォームズのAterm WG1200HP

Wi-Fiが11ac 2ストリーム、有線LANがGigabit Ethernet 3ポートとスペックを控えた廉価モデルですが、特に不満なく使っていました。

部屋のレイアウト変更に伴って4ポート有線LANが必要になったため、せっかくなので11ac 3ストリームに対応した上位モデルAterm WG1800HPに買い換えました。
(最新モデルはAterm WG1800HP2ですが、スペックがほぼ同じで安く購入できたため、旧型のAterm WG1800HPを入手しました。)

到着待ちのMacBook Pro 15インチ(Late 2016)が11ac 3ストリーム対応なのですが、まだ届いていないため、11ac 1ストリームのiPhone 6で速度を計測してみました。

結果


測定条件はバラバラなので参考程度の値ですが、ダウンロードが圧倒的に高速になっています。

WG 1200HP:ダウンロード 84MB / アップロード177Mbps
WG 1800HP:ダウンロード261Mbps / アップロード160Mbps
※室内、3回測定平均

なんと3倍以上高速化
これまでダウンロードで100Mbpsを超える値を見たことがなかっただけに衝撃です。

結論


やはり上位モデルは伊達じゃありません。
Wi-Fiの速度はストリーム数だけでは決まらないというのを身をもって体感しました。
少しでも速度を求めるなら上位モデルをお勧めします。


2016年12月13日火曜日

mineo + iOS 10.2 + au版 iPhone 6で動作確認 シャッター音が変更に

iOS 10.2が公開されていたのでアップデート。

au版 iPhone 6とmineoの組み合わせですが、ネットを見たりするだけであれば今のところ問題なしです。

通話やSMSなどは未検証なので、心配な場合はmineoの公式発表を待ってからのアップデートをお勧めします。

シャッター音が小さくなり、スクリーショットは無音になっています。

2016年12月10日土曜日

Affinity Photoがセールで4,800円!

これまで写真の加工にはPhotoshop Elementを使っていましたが、バージョン6とかなり古く、最近のバージョンは初心者向けを意識しすぎて逆に扱いづらくなっていました。

そこで、昨年あたりから急激に注目を集めているPhotoshopキラーことAffinity Photoの買い時を探っていました。



体験版があるので、使い勝手がPhotoshop風であることと、やりたいことができることは確認済み、通常でも6,800円と破格なのですが、このタイミングで最新バージョン1.5のリリースに合わせたセールが開始。

なんと、4,800円!!!

買わない理由が見当たらないので早速Mac App Storeで購入しました。

MacBook Air Mid 2011ではやや動作が重たいこともありますが、早くもTouch Barに対応しているということなので、MacBook Pro Late 2016が届き次第、使い込んでみる予定です。

Apple USB-C USB アダプタが値下げ中

MacBook Pro (Late 2016)の発売に合わせて、Apple StoreでUSB-C用の周辺機器が今年の年末まで値下げされています。

そんな中でも破格なのがApple USB-C USB アダプタ

通常2,200円のところ、何と半額以下の900円
Apple純正品がこの値段で買えるなら、とりあえず一つ買っておこうということで、入手しました。



純正品ということでトラブル時などに安心して使えることを期待しています。

2016年12月8日木曜日

α7IIのロックオンAFで子供撮り

普段、走り回る子供を撮るのにはAF-Cを多様しています。

広場など子供の周りに広くスペースがある場合

  • フォーカスモード:AF-C
  • フォーカスエリア:ゾーン
で特に問題なく取れるのですが、遊具の周りや通行人が近くにいる時は、他の被写体にAFが乗り移ってしまう事があります。

前日、上記のような状況になったため、ロックオンAFを試して見ました。

設定



ロックオンAF:ゾーン

この状態でシャッターを半押しすると、被写体をロックオンしてくれます。
多少であればフレームアウトしても、再度フレームインすればロックオンが継続します。

結果



シャッター半押しでフォーカスエリア内にある被写体捉えると、同じ色のエリアが緑の枠で囲まれます
被写体やカメラが動くと、緑フォーカスの枠が追従して変形していきます。

一度子供を撮影した時もしっかりフォーカス枠が追従し、フォーカスエリア内に他の被写体が入ってきてもAFの乗り移りを防ぐ事ができました

これまでなんとなく使わずにいた機能ですが、積極的に使ってみる価値はありそうです。

うまくいく条件


ただし、ロックオンAFが狙い通り動くには被写体が目立つ色をしていること」という条件がありそうです。

ロックオンAFは「色」を追尾する機能のようで、被写体が周囲と異なる色で目立っていればうまくロックオンし続けられるようです。

場合によっては
  • フォーカスモード:AF-C
  • フォーカスエリア:中央、フレキシブルスポットL
で、自分で被写体を追尾した方が良い場合もありそうなので、状況に応じて使い分けたいですね。


2016年12月2日金曜日

MacBook AirからProへ 5年の進化は?

MacBook Pro (Late 2016) 15インチを発注してそろそろ1ヶ月。
まだ配送の予定は不明ですが、Apple Storeの納期は2-3週間に改善しているのでそろそろでしょうか。

そわそわして来たので今使っているMacBook Air (Mid 2011) 13インチからどの程度性能が進化しているかまとめてみました。

MacBook Air (Mid 2011) 13インチMacBook Pro (Late 2016) 15インチ比較
世代Sandy BridgeSkylake4世代進化
CPUCore i5 / 1.7 GHzCore i7 / 2.6GHzx1.5
CPUコア数24x2
RAM4GB16GBx4
RAM接続DDR3 / 10.67GB/sLPDDR3 / 17.06GB/sx1.6
SSD128GB512GBx4
SSD接続SATA / 3GbpsPCIe3 x4 / 約32Gbpsx11
GPUHD Graphics 3000 / 130GFLOPSRadeon Pro 450 / 1TFLOPSx7.7
VRAM384MB2GBx5.3
画面解像度1440x9002880x1800x4
USBUSB 2.0 / 480MbpsUSB 3.1 Gen 2 / 10Gbpsx20.1
Thunderbolt10Gbps40Gbpsx4
FaceTime Camera640x4801280x720x3
Wi-Fi11n 300Mbps11ac 1300Mbpsx4.3
Bluetooth44.2速度x2.5、BTLE対応
バッテリー40Wh 7時間76Wh 10時間x1.4

コンピュータの進化が鈍化していると言われていますが、今では当たり前になっているUSB 3.1やBluetooth Low Energyなどは当時なく、コンピュータを取り巻く環境はこの5年間でかなり変貌しているというのが分かります。

個人的なところでは、MacとiPhoneの組み合わせでAirDropHandoff、ユニバーサルクリップボードがようやく使えるようになります。

AirとProの比較とは言え、スペックも軒並み向上していますね。

改めて到着が待ち遠しくなって来ました。。


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