感度が高すぎるアイセンサーを調整するには黒い絶縁テープを貼るだけという書き込みを見て、半信半疑で試してみることに。
残念ながら手元に絶縁テープがなかったため、代わりにセロハンテープを貼ったり、緑色の養生テープを貼ってみたりしたところ効果無し。
やはり黒い絶縁テープというところがポイントのようです。
そもそも何でこんなことで解決するのか、気になったので調べてみることに。
海外のサイトを見ていると兄弟機のα7RIIの分解写真がありました。
ファインダ上部には2つの穴の開いたアイセンサーが。
片方は赤外線出力部、もう片方は受光部のようです。
アイセンサーをカメラで撮影してみると・・・。
このように赤外線(写真では青白い光)が出ていることが確認できます。
この光が反射して受光部に入ると液晶ディスプレイからEVFに切り替わる仕組みで、赤外線出力が強すぎるため離れていても反応する=敏感すぎる挙動となっているようです。
となると、まずはこの赤外線を遮る必要があります。
この時、黒以外のテープを使ってしまうとテープで反射した赤外線が受光部に届いてしまいます。
これが黒い絶縁テープの秘密でした。
ちなみに絶縁テープは100円以下で買えます。
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絶縁テープをほんの少しだけ切り取ってアイセンサーの右の方に貼り付けます。
ポイントは2つ。
・テープを貼る位置を変えることで多少の感度調整が可能。納得のいく位置を探りましょう。
・右端や上にわずかに隙間を残して貼る。全て塞いでしまうと逆に接眼時の反応が悪くなるので、アイカップをつけて縦位置、横位置の両方を試してみることをお勧めします。
直進する赤外線を遮っているだけなので、目を近づけると上下左右に拡散している光が反射してセンサーが反応し、EVFに切り替わります。
効果はてきめん!
この位置で反応していたセンサーが・・・
「普通の感度」に。
なお、アイセンサーに近づけるものの色によっても反応位置は変わります。
(白や銀など反射率の高いものは離れていても反応する。)
α7IIを使う上での大きな不満が一つ解消しました。
お困りの方は是非お試しを。
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