2016年1月31日日曜日

α7IIのフォーカスエリア設定と顔認識を使いこなす

α7IIのAFに大きな影響を与える設定としてフォーカスエリア設定と顔検出設定、そして瞳AFがあります。
これらの設定を使いこなすには相互作用を正しく理解しておく必要があるので整理しておきます。


フォーカスエリア設定+顔検出OFF


一番素直な設定です。
指定したフォーカスエリア内α7IIが主要被写体と判断した場所にフォーカスが合います。


フォーカスエリア設定+顔検出ON


理解しておかないと一番混乱する設定です。

顔検出をONにするとα7IIが顔を見つけた場所に枠が表示されます。
この状態でシャッターキーを半押しした時の挙動が二通りあります。

・顔枠とフォーカスエリアが少しでも重なっている場合(顔枠が白色



 →顔枠の位置にフォーカスが合います。



・顔枠とフォーカスエリアが全く重なっていない場合(顔枠が灰色



 →フォーカスエリア内でα7IIが主要被写体と判断した場所にフォーカスが合います。



瞳AF


瞳AFをカスタムボタンに設定している場合、フォーカスモードがAF-SまたはDMFであれば、設定したボタンを押すとフォーカスエリアと顔検出設定に関係なく顔検出します



・顔が検出できて瞳が認識できる場合
 →手前の瞳にフォーカスが合います。

・顔が検出できたが瞳が認識できない場合
 →顔にフォーカスがあります。


使いこなし例


上記の挙動を理解しておくと、

  • 通常は顔検出OFF、必要な時だけ瞳AFで顔検出ON

といった使い方が可能です。
ただし、瞳AFはAF-CやMFモードでは使えないため万能ではありません。

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