高感度撮影といえばα7Sがありますが、せっかく手に入れたα7II、どこまで撮れるのか試してみました。
α7IIが持っている主な武器は3つ。
- 取り込める光が多い2400万画素のフルサイズセンサー
- ISO感度を上げる代わりにシャッター速度を落とせるボディー内手ぶれ補正
- 結果を重視する場面で活躍するマルチショットNR
マルチショットNRはJPEG撮影時のみに使用可能で、連続して複数回シャッターを切り合成することでノイズを削減する画像処理です。
以下、作例は全て手持ち撮影、レンズはSEL2470Z(50mmで使用)、天気は薄曇りで光源は街灯のみという環境での撮影です。
ISO6400
F4, 1/6, ISO6400
十分な高画質ですが、等倍で見るとボケや空の部分のノイズが少し気になります。
シャッター速度がかなり遅くなるため、膝を地面につけるなどかなり体を安定させることに注意が必要になりますが、手振れ補正の効果が高くしっかり止まった写真が撮れています。
ISO6400 マルチショットNR
F4, 1/6, ISO6400 マルチショットNR
ノイズが激減して非常にクリーンに!
撮影時の安定性に気をつけるだけでこの画質が得られるとは!
ISO12800
F4, 1/13, ISO12800
場面によってはまだまだ使える画質ですが、等倍で見るとピントが合っていない部分のノイズが気になります。
ただ、シャッター速度が速くなり手振れのリスクが下がるため、結果的にISO6400で撮るよりも失敗写真が減りそうです。
ISO12800 マルチショットNR
F4, 1/13, ISO12800 マルチショットNR
ISO6400と同等以上の低ノイズ感!
ボケた部分や空の部分はISO6400よりもスムーズに!
シャッター速度も速くなるためかなり実用的です。
結論
フルサイズの物理的な利点に加え、ISO感度をキープしたままシャッター速度を下げられる手振れ補正は非常に心強いです。さらにマルチショットNRの効果は絶大!
複数枚画像処理というと敬遠されがちですが、これは積極的に使いたくなる機能。
今回はISO12800までしか試していませんが、もっと高感度でも使えそうです。
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