夏になると
水辺に子供と出かける機会も増えてきます。
最近はiPhoneも防水になりちょっとした水遊びであれば気にせず写真が撮れるようになってきましたが、ビーチで海水浴ともなるとしっかりとした防水カメラが欲しくなります。
また、子供がカメラを使いたがることも多いため、うっかり落下させても壊れにくいものだと安心です。
我が家では2012年に購入したオリンパスのTough TG-620が現役です。
水辺でも安心して撮れるという意味では満足して使っており、衝撃耐性もあるため子供にも気軽に貸すことができています。
しかし、昨今のスマホのカメラ画質の向上などもあって、撮れる画には不満が募ってきました。
また、RX100IIやα7IIに慣れてきたこともあって、カメラ設定をもう少し自由に変更したい欲求も出てきました。
そこで、久しぶりに防水カメラの買い替えを検討しています。
要求
- ビーチで気兼ねなく使える防水性能があること
- 子供に渡して誤って落としても壊れにくいこと
- 画質が良いこと
- 気軽にスナップできること
- 露出など設定を変更して撮影できること
- 5万円程度
比較
| Tough TG-6 | COOLPIX W300 | LUMIX DC-FT7 | WG-60 | RX0 |
メーカー | オリンパス | ニコン | パナソニック | リコー | ソニー |
センサー | 1/2.3インチ | 1/2.3インチ | 1/2.3インチ | 1/2.3インチ | 1インチ |
解像度 | 1200万画素 | 1605万画素 | 2040万画素 | 1600万画素 | 1530万画素 |
レンズ(35mm換算) | 25mm〜100mm | 24mm〜120mm | 28mm〜128mm | 28mm〜140mm | 24mm |
F値 | 2〜4.9 | 2.8〜4.9 | 3.3〜5.9 | 3.5〜5.5 | 4固定 |
露出モード | P/A | P | P/M | P | P/M(絞り固定) |
手ぶれ補正 | ◯ | ◯ | ◯ | - | - |
最短撮影距離 | 1cm | 1cm | 5cm | 1cm | 50cm |
防水 | 15m IPX8 | 30m IPX8 | 31m IPX8 | 14m IPX8 | 10m IPX8 |
防塵 | IP6X | IP6X | IP6X | IP6X | IP6X |
耐衝撃 | 2.1m | 2.4m | 2.0m | 1.6m | 2.0m |
耐荷重 | 100kg | - | 100kg | 100kg | 200kg |
耐低温 | -10℃ | -10℃ | -10℃ | -10℃ | - |
バッテリ撮影枚数 | 340枚 | 280枚 | 300枚 | 300枚 | 240枚 |
液晶モニタ | 3.0型104万画素 | 3.0型92万画素 | 3.0型104万画素 | 2.7型23万画素 | 1.5型23万画素 |
EVF | - | - | ◯ | - | - |
サイズ(mm) | 113x66x32.4 | 111.5×66.0×29.0 | 116.7x76.1x37.3 | 122.5x61.5x29.5 | 59.0x40.5x29.8 |
重量 | 253g | 231g | 319g | 193g | 110g |
価格 | 約51,000円〜 | 約29,000円〜 | 約38,000円〜 | 約29,000円〜 | 約46,000円〜 |
スマホに取って代わられて随分コンパクトデジタルカメラの種類は減りましたが、防水対衝撃カメラはいまだに根強いニーズがあるジャンルのようで、選択肢は豊富です。
防水カメラに1日の長があるオリンパスのTough TG-6は多くの方にとって第一の選択肢になりそうです。
F2のレンズや、1/2.3インチセンサーながら画素数を1200万画素に抑えて暗所画質を重視しているあたりは、カメラファンからも強い支持を得られそうです。
求められる性能は高い次元でクリアしており、充実したマクロ機能やロガー機能など、価格に見合った価値を提供してくれます。
オリンパスの対抗馬として筆頭に上がるのがニコンのCOOLPIX W300。
非常に頑丈な筐体が特徴で、手荒な扱いに対する安心感はTG-6以上のものがあります。
価格が抑えられているのも嬉しいポイントです。
パナソニックLUMIX DC-FT7は名機FT5の後継機にあたるモデル。
全部入りがパナソニックらしい機種で様々な機能を楽しめます。
防水カメラで唯一EVFを備えているのがユニークで、真夏の明るいビーチでもしっかりとフレーミングが可能です。
ただ、1/2.3インチセンサーに2040万画素を詰め込んでいるためか、細部が潰れ気味のいわゆるコンデジ画質にとどまります。
WG-60はニッチカメラに強いリコーのこだわりのラインナップで、CALSモードを搭載するなど現場カメラとしてのキャラクターが際立ちます。
安価で堅牢なカメラとしては申し分ありませんが、解像度の低い液晶モニタなど、今時のカメラとしてはややスペックは地味目です。
ソニーのRX0は他のカメラとはそもそもターゲットが異なりそうですが、防水対衝撃性能に関しては必要十分で、1インチセンサーの圧倒的な画質を備えることから用途にハマれば最強の防水スナップカメラになり得ます。
レンズは24mmの単焦点のF4固定、最短撮影距離が50cmと決してオールマイティではありませんが、スナップ写真専用機と考えればむしろベストなセッティングです。
価格が発売当初から半額程度まで落ちてきているのも見逃せません。
結論
普通に考えればなんでも撮れるTough TG-6ですね。
しかし、スマホで綺麗な写真が撮れるようになった今となっては、ピーキーなRX0も魅力的です。
これまでの自分の撮り方を考えると画質で圧倒するRX0に心が揺らいでいます。