2019年1月20日日曜日

32UK550-B ブラックスタビライザーの設定と効果

LG 32UK550-Bにはブラックスタビライザーという設定項目があります。
主にゲーム向けの機能として謳われていて、暗いシーンを明るく見やすくする効果があるとされています。

しかし、設定値と実際の効果については詳細が不明だったため調べてみました。

設定値の挙動


設定を変更すると輝度の低い方(下記の写真で真ん中より左)の明るさだけが変化します。
その名の通り黒領域の明るさを変化させる機能のようです。

 ブラックスタビライザー:50




購入時の設定です。
ガンマ設定がモード2(購入時の設定)であれば256段階の輝度0と1を見分けることが可能です。
MacBook ProのRetinaディスプレイと比べるとガンマ設定の違いで中間輝度が明るく見えますが、暗部の細かな階調まで表現されています。

 ブラックスタビライザー:0



もっとも低い設定値です。
設定値を50から下げていくと暗部から黒つぶれしていきます。
明部には影響がありません。
暗部が黒くなるためメリハリのある画質になりますが、暗い部分の階調の表現力は低下します。

ブラックスタビライザー:100



もっとも高い設定値です。
設定値を50から上げていくと中間輝度から明るくなり、最終的に真っ黒がなくなってグレーで表現されます。
こちらも明部には影響がありません。
黒がグレーで表現されるため暗い部分の視認性が向上しますが、コントラストが低下して白っぽい表示になります。

まとめ


宣伝文句を見るとブラックスタビライザーが有効だとゲーム向けの設定になっているように思えますが、実際には内部的なトーンカーブの暗部を持ち上げたり下げたりするための設定のようです。
そのため、階調表現を求めるなら50メリハリのある映像が好みなら値を下げる、ゲームなどで暗所の視認性が重要なら値を上げる、という使い分けをするのがよさそうですね。



2019年1月12日土曜日

32UK550-B おすすめの画質設定

32UK550-B工場出荷状態でも画質は良く調整されていて、一般的な用途であれば特に設定を変える必要はなさそうです。

ただ、中間輝度のグレーがやや明るめ(ガンマ値が小さい)で、MacBook ProなどのRetinaディスプレイを見慣れていると少し白っぽく感じてしまいます。

そこで、MacBook Pro (15-inch, 2016)のRetinaディスプレイに近づくよう、目視で設定を変更してみました。

「カラー調整>ガンマ」を「モード2」から「モード3」にすることと、モード3にすると赤みが強くなる点を補正するのがポイントです。

変更箇所は以下の通り

画質>画質調整


  • 明るさ:40
  • コントラスト:69
  • シャープネス:50

画質>カラー調整


  • ガンマ:モード3
  • 色温度:ユーザー設定
  • 赤:44
  • 緑:59(※2019/1/21 設定値更新)
  • 青:51

画質>カラー調整>6色相環


  • 赤_彩度:48
  • 緑_彩度:54

これで完全一致というわけではなく細かい設定はもう少し詰めたいですが、コントラストが高く鮮やかなRetinaディスプレイ風になっているはずです。


2019年1月3日木曜日

32UK550-B 気になる視野角は?

VAパネルを採用するLG 32UK550-B
その特性上、斜めから見ると白っぽくなってしまいます。



正面から見た絵と比べるとその違いは明らか。



とはいえ、実用上ここまでの角度から見ることはないですね。
通常の視聴距離でグレー一色を表示するとこんな感じ。



左右が若干白くなっている程度で、映画やゲーム用途では気になるほどではありません。
ただし、フォトレタッチなどの用途で視野角の広いIPSパネルに慣れていると若干の違和感は感じるかと思います。

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