主にゲーム向けの機能として謳われていて、暗いシーンを明るく見やすくする効果があるとされています。
しかし、設定値と実際の効果については詳細が不明だったため調べてみました。
設定値の挙動
設定を変更すると輝度の低い方(下記の写真で真ん中より左)の明るさだけが変化します。
その名の通り黒領域の明るさを変化させる機能のようです。
ブラックスタビライザー:50

購入時の設定です。
ガンマ設定がモード2(購入時の設定)であれば256段階の輝度で0と1を見分けることが可能です。
MacBook ProのRetinaディスプレイと比べるとガンマ設定の違いで中間輝度が明るく見えますが、暗部の細かな階調まで表現されています。
ブラックスタビライザー:0
もっとも低い設定値です。
設定値を50から下げていくと暗部から黒つぶれしていきます。
明部には影響がありません。
暗部が黒くなるためメリハリのある画質になりますが、暗い部分の階調の表現力は低下します。
ブラックスタビライザー:100

もっとも高い設定値です。
設定値を50から上げていくと中間輝度から明るくなり、最終的に真っ黒がなくなってグレーで表現されます。
こちらも明部には影響がありません。
黒がグレーで表現されるため暗い部分の視認性が向上しますが、コントラストが低下して白っぽい表示になります。
まとめ
宣伝文句を見るとブラックスタビライザーが有効だとゲーム向けの設定になっているように思えますが、実際には内部的なトーンカーブの暗部を持ち上げたり下げたりするための設定のようです。
そのため、階調表現を求めるなら50、メリハリのある映像が好みなら値を下げる、ゲームなどで暗所の視認性が重要なら値を上げる、という使い分けをするのがよさそうですね。
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