
想像以上に良いイヤホンだったので簡単にレビューします。
デザイン

スポーツ向けイヤホンという位置付けのためか本体もパッケージもカジュアルなデザインです。

華美な装飾がないのでシーンを選ばず使いやすいですね。

充電ケースは小さなおにぎりほどの大きさで、充電中はLEDランプが点灯します。
音
イヤホンだから当然かもしれませんが、一番感動したのは音!
BAドライバを採用し、中高音域が非常にクリアでありながら、正しく装着すると低音もしっかり出ています。
どの音域もバランスよく出ていますが、スマホアプリを使ってイコライザで低音を強めに調整すると、迫力のある低音を楽しむことも、ドンシャリ系の音にすることも可能です。
遮音性はかなり高く、ノイズキャンセリング機能は付いていませんが外部の音はあまり気になりません。
一方で耳栓をしているような状態なので足音などが反響して聞こえるため、歩きながらの使用時に気になる方は多いかもしれません。
構造上音漏れしにくいため、電車などでも周りを気にせず使えそうです。
装着感
初めてのカナル型でしたが、イヤーピースを一通り試して最もフィットするものを使用すれば勝手に外れることはなさそうです。
閉鎖感があるため苦手な方は苦手だと思うので、必ず店頭で装着してみることをお勧めします。
片耳7.3gと軽量で、装着して重たいという感じはありません。
ただ、フィッティング中に手が当たってタップセンサーが誤作動することがあるのは少し気になります。
低遅延
左右のイヤホンがNFMI接続となり低遅延も特筆ものです。
接続優先モードで使用すればAmazon Primeの動画も遅延を感じず再生することができます。
リズムゲームもプレイ可能でした。
一方、音質優先モードではYouTubeなど一部のアプリでは遅延が気になることもあるため、こちらも可能であれば購入前に試用してみることをお勧めします。
接続安定性
通常使用においてブツブツ切れることは一切ありません。
左右どちらかだけ切れるようなことも一度も体験していません。
かなり厳しい状況として朝の通勤ラッシュの品川駅で使ってみたところ、右ポケットに入れると時々途切れることがありましたが、左ポケットに入れると途切れることもなくなりました。
接続安定性は数あるワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスと言えそうです。
バッテリー
Bluetooth接続、90分の連続使用で残り50%でした。
これは連続使用3時間というカタログスペックとも一致しています。
ケースに収納するだけで充電できるため、電車の移動中に使うといった用途であればバッテリー切れの心配はあまりなさそうです。
外音取り込み機能
ボタンを1回押すだけで外音取り込み機能がオンオフできます。
電車の乗り換え時など音が聞こえないと危険なシーンは意外と多く、遮音性が高いモデルなのでこの機能は非常に便利です。
防水/防塵性能
スポーツモデルの所以でもある防水/防塵性能はIP65/IP68。
スイミング中に使う予定がなくても砂埃に強くいざとなったら洗えるという安心感はなかなかのものです。
まとめ
ケースから取り出して耳に装着すると音楽が遅延なく途切れなく聞こえ、ケースに戻すと充電される。
当たり前の手順で当たり前に動いてくれるという意味でも非常によくできたイヤホンです。
なにより高音から低音までバランスの良い音が出るため完全ワイヤレスイヤホンとして必要な要素は全て兼ね備えていると言えるでしょう。
予算が許せば間違いなく買いの一台ですね。