そんな趣味的な理由でいつもRX0を持ち歩いているのですが、子供を撮る機会が多いのでどうしてもスナップ的な使い方がメインになります。
最近気に入っているブレにくいスナップ用の設定を紹介します。
動き回る子供を撮る機会が多いのですが、被写体ブレを防ぎつつ可能な限りノイズは少なくしたいため、
- 速いシャッター速度
- 低いISO感度
をいかに手軽に実現するかがポイントです。
撮影モード
撮影モード:「P」モード
RX0は操作部材が最小限しかないため、αシリーズのように設定をこまめに変えながら撮影するのには全く向いていません。
そのため、撮影モードは必然的に「P」モードを使うことになります。
以下は、「P」モードで設定を変更する前提です。
ISO感度
ISO感度:AUTO 125-12800
ただし、上限を12800まで上げてあります。
被写体ブレを防ぎたいのでなるべくシャッター速度は稼ぎたい、となるとある程度のノイズは我慢するしかありません。
感度を上げるとノイズは盛大に乗ってくるので等倍鑑賞は厳しくなってきますが、背に腹は変えられません。
幸い、NRがしっかりかかっても縮小して鑑賞すればディテール感のある写真が撮れるのは1インチセンサーとBIONZ Xのなせる技でしょうか。
フォーカスモード
フォーカスモード:AF-S
広角なレンズとF4という絞りから、スナップ的に撮った写真はほぼパンフォーカスで写ります。
となると、マニュアルフォーカスで過焦点距離に設定しておけばいいのかなと思って試してはみたものの、ピントの定まらない写真を量産してしまいました。
結局AFを使うためAF-Sに設定した上で、シャッター半押ししてから撮影しています。ワンテンポ増えてしまうのは惜しいですが、仕上がりが全く違うためここだけは我慢が必要です。
フォーカスエリア
フォーカスエリア:ワイド
しっかり構図とフォーカスを確認してからシャッターを切りたいところですが、RX0の液晶画面は極小。
特に子供の目線で撮ろうとするとほぼノーファインダー撮影状態となってしまいます。
そのため、フォーカスエリアはワイドにし、顔検出をオンにして、カメラ任せで撮影しています。
また、パンフォーカス気味なのが幸いして、多少のフォーカスミスはカバーできます。
ISO AUTO低速限界
ISO AUTO低速限界:125
Pモードでは、撮影シーンの明るさに合わせて「いい感じ」にシャッター速度、絞り、ISO感度が調整されます。
RX0標準の設定ではノイズの少なさを優先しているためか、ISO感度を上げるよりもシャッター速度を遅くするように調整される傾向があります。
そのため、暗いシーンでは手ブレや被写体ブレが発生しやすくなってしまいます。
しかし、暗いシーンでも可能な限りシャッター速度は速くして手ブレや被写体ブレを防ぎたい!
この悩みを解消してくれるのが「ISO AUTO低速限界」設定。
ISO感度を上げ始めるシャッター速度を指定する機能です。
この設定を正しく使うことで、手ブレ被写体ブレで失敗する確率を大きく下げることが可能です。
クリエイティブスタイル
クリエイティブスタイル:ライト
ソニーのカメラは初期設定で撮影すると若干暗めの印象の写真になります。
明るめに撮るには露出補正をプラスにするのが基本ですが、これだとシャッター速度の低下やISO感度アップに繋がり、せっかくのISO AUTO低速限界設定が相殺されてしまいます。
そこで活躍するのがクリエイティブスタイル。
カメラ内でRAWからJPEGに現像する際の仕上がりを調整する機能ですが、「ライト」を選ぶことで露出補正を変更することなく明るい印象の写真に仕上げてくれます。
まとめ
常に持ち運べるサイズでありながら、本格的なカメラ設定で遊べるRX0。
スナップシュートなど特定の用途を決めて、自分なりの設定を追い込むのはなかなか楽しいですね。